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韓国版介護保険

昨日朝、テレビで韓国版介護保険のニュースを見たので、ちょっとお話します。

現在韓国では老人長期療養保険が公布され、韓国の事業者が福岡県を訪れ、日本の介護保険の現状や取り組み方を学んでいるというニュースです。

当時、日本で介護保険がスタートしたときにも聞いた事がありますが、当時中国や韓国も、日本の介護保険に注目しているというお話でした。

韓国で本年4月に公布された「老人長期療養保険法」では、これまで主に家族によって行われてきた介護について、日本と同じく国家と社会が責任を担うとされました。

同法上の保険者は国民健康保険公団(以下、公団)で、長期療養保険加入者の管理や保険料の賦課・徴収、認定申請者に対する調査、長期療養等級判定にかかわる業務を実施します。対象者は、65歳以上の高齢者、または65歳未満の認知症や脳血管疾患、パーキンソン病などの老人性疾患者で、長期療養が必要とされる者です。(このあたりは日本の介護保険とよく似ています)モデル事業における推計では、1等級から3等級までの総利用者数は、2008年15万8千人、2010年16万9千人、2015年20万人と算定されています

給付の内容は、在宅給付、施設給付、特別現金給付に分けられます(日本には在宅と施設だけで、現金の給付はありません)在宅給付には食事、排泄、外出支援などの身体介助、家事援助、訪問看護などのサービスのほかに、デイサービス、ショートステイサービス、福祉用具貸与などがあります。

施設給付としては、老人療養施設やグループホームなど。そして、日本の介護保険にないのが、特別現金給付です。
これは島地域などで療養施設がないなど、やむをえず家族が療養を受け持つ場合などに現金が給付される仕組みです。

次回は財源についてお話します。
by seizoito | 2008-03-22 19:20