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こんにちは (有)伊東工務店、専務の伊東です。建築とその周辺のお話や、日々感じた事をアップします 当社HP http://www.ito-corp.com/にも来て下さいね。メールはこちら seizo@ito-corp.com


by seizoito
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視覚障がい者

視覚に障がいのある方は今日本に30万人ほどいると言われています。この30万人の内、全く光も感じない方はおよそ10万人ほどです。残りの20万人は見えにくい状態ですが、見える人たちです。これらの人のことをロービジョンあるいは弱視といいます。
今、日本で視覚障がいになる原因でもっとも多いのは“糖尿病性網膜症”(とうにょうびょうせいもうまくしょう)と呼ばれる病気です。糖尿病による視覚障がいは人生の途中で起こります。今まで見えていた状態から見えなくなるのですから、その方にとっては大変ショックな出来事です。他にも緑内障や白内障、突然の交通事故などで視力を失う方がいます。このような方たちを「中途視覚障がい者」と呼んでいます。

視力障害には「盲」と「弱視」に分ける事ができます。
これを分類するとお、まぶしくて見えない羞明(しゅうめい)、網膜視細胞の光を感受する機能に障害が生じ、光覚が悪くなったり、暗順応が遅くなったりする「夜盲」、などがあります。
一方見える範囲を示す、「視野障害」には視野全体が周辺から中心に向かって狭窄する求心狭窄や、視野の中心部が見えない中心暗点、耳側又は鼻側の視野が欠損する半盲などがあります。
主な原因としては、先にも書いた通り糖尿病はじめ、緑内障、黄斑色素変性症、脳鵜血管障がいなど様々な原因があります。

もし貴方が「光」を失ったと仮定した場合を想定すると、簡単です、目をつむって数歩だけ歩いてみればわかります。
ものにぶつかる、段差でつまずく、転倒するなど、家の中だけでも危険が一杯です、まして車がひっきりなしに通行する道路など危険どころか自殺行為です。
今も使用している方を見る事もありますが、「白杖」(はくじょう)よりも、盲導犬の方が安心安全であることは言うまでもありません。

しかし最近、視覚障がい者にとってのまちづくりは急速にすすんでいます
明日は「身体障がい者にやさしいまちづくり」についてお話します。
by seizoito | 2007-08-24 08:04